窯の中のまぶしい光を見る時、 炎の器と一つの線で結ばれている。 飽きることのない対話。 そして、土の子ども達の誕生日は、 いつもわくわくドキド キ。
木の葉がほぼ落ちて、 幹がやたらと目立つ。窯焼きの賑わいは、ずっと昔のように。
誰かの笑顔を願って火を焚けば、それらの思い出が重なって、天に昇る。
まつりは、一人じゃできない。大変な事を楽しく。
支えてくださる皆さん、 心から感謝しています。 そして、土の上に、 ただ、まっすぐ立っていたい。
見れば見るほど、おもしろいピーマン。中をくりぬけば、部屋のようだ。この中に灯を入れたら、さぞ楽しい子ども部屋になるだろう。
登り窯から作品を全部出して、ひっそりと静まる。 まるで冬眠するように。 19年間、くり返してきた窯焼きを終わり、やっと長い眠りにつけますよ。と、栄窯は言ってくれるだろうか。 そんな思いで、月明かりの空を見れば、 木立の間から、星が見えてきた。 そうだ、この先にある光が美しいんだね。 木だけでもなく、星だけでもなく、 一本一本の枝の間から、小さく光る星たちが見えるという光景が好きなんだ。 何を作るかより、どうして作りたいのか。 ただ、それだけを考えてゆこう。 また、そっと粘土にさわってみる。